
男性は、セックスに向けているエネルギーの使い方を変えて、人間として成長するために使う必要があります。
人間の身体は、種を途絶えさせず確実に増やしていくために、膨大なエネルギーを使っています。
そのエネルギーを、もっと良いことに使いましょう。
そうすれば、もっと幸せになり、長生きし、たくさんの有意義なことができます。
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一食抜いても世界は終わらないように、オーガズムが感じられなくても世界は終わりません。
それを身体に教えることができたら、ストレスは減って、エネルギーが増えます。
性欲は、身を焦がすような欲です。
これを自由に操れなければ、大きなことはできません。
「性的エネルギー」を生産性に転換する

2011年、ニューヨーク大学の研究者たちが、セックスと暴力について興味深い実験を行いました。
光に敏感なタンパク質を雄のマウスの脳に注入し、光ファイバー技術を使って、そのタンパク質を刺激しました。
タンパク質を注入したのは、視床下部という空腹感・体温・ホルモン調整などの代謝プロセスに関係する部位です。
複数の雄のマウスをひとつのケージに入れ、視床下部に光を当てると、マウスは突然暴力的になったのです。
これまで完全に従順だったマウスが、いきなり他のマウスやそばにあるものを攻撃し始めました。
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この暴力の衝動を抑える行動が、ひとつだけありました。
それが、セックスです。
マウスがセックスしている最中に脳の同じ部位を照らしても、何も起こりませんでした。
そして面白いことに、雄のマウスは射精してしまうと、再び光の照射に刺激されやすい状態に戻りました。
マウスのニューロンを個々に調べたところ、攻撃中にもセックス中にも活発になるニューロンが同じであることがわかったのです。
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脳の同じ部位が暴力とセックスの両方に関係していることを科学者がニューロン単位で見たのは、この研究が初めてかもしれません。
考えてみれば、生存のための2つの行動を、脳の同じ部位が制御するというのは理にかなっています。
捕食獣を撃退する攻撃性は個体の延命に繋がり、セックスは種の存続に繋がっています。
社会観察でわかった性衝動の強力な力

この研究を取り上げたのは、暴力的なセックスを免罪するためではありません。
性的エネルギーを好ましい目的のために振り向ければ、強力なエネルギーが得られるということです。
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性的または他の衝動を創造性や身体的行為に意識的に転換することを、心理学者や霊性の教師は「昇華」と呼びます。
ボクサーなどのプロスポーツ選手が、試合前にセックスを控えることは昔から知られています。
モハメド・アリは、ボクシングの試合前には、6週間禁欲していたそうです。
サッカーのワールドカップでも、禁欲令が敷かれたチームもありました。
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1937年に出版されたナポレオン・ヒルの重要な著作『思考は現実化する』の中でも、男性の性的エネルギーを生産的目的に転換することに、丸ごと1章を割いています。
神経科学など知られていない時代で、ヒルの知見は素朴な社会観察に基づくものでしたが、そのアイデアとテクニックは大いに参考になりました。
ヒルは、男性の性衝動は人間が持っている最も強力なパワーだと主張しています。
次回予告

HACK13▶︎「性欲」を支配して成功をつかむ
【13ー2】男は火星から、女は金星からやってきた