
髪の毛が後退しているのではない、私が前進しているのだ! by孫正義
男性型脱毛症は、思春期以降に額や頭頂部から髪が薄くなる症状のことです。
年齢により、若年性脱毛症・壮年性脱毛症・老人性脱毛症に分けられます。
AGAは、男性ホルモンから作られるジヒドロテストステロンが毛周期を乱すことで、髪が太く成長する前に脱落してしまう状態です。
テストステロンに5αリダクターゼが作用し、DHTが合成され、これが毛乳頭細胞の受容体に結合することで形質転換増殖因子-βが増加します。
その結果、毛周期の退行シグナルである線維芽細胞増殖因子-5を産生して脱毛を進行させるわけです。
つまり、生えてくる毛髪の本数よりも、抜け落ちてしまう本数が増えていきます。
相対的に、薄毛が目立ってくるんですね。
原因は、男性ホルモンの量に依存するわけではなく、DHTを合成する5αリダクターゼという酵素の活性化や毛根に存在するDHT受容体の影響によるものと考えられています。
AGAの進行パターンは、M字型・O字型・U字型があります。
いわゆるハゲ方ですが、進行パターンは9つで、それぞれのパターンに対応した処置での薄毛&ハゲ対策が望まれています。
「親がハゲだと子もハゲる?」と心配する人がいますが、残念ながら、遺伝します。
AGAにおける薄毛の原因になる毛根の受容体の結合する強さは、母方の家系にハゲの先祖がいると遺伝因子を持つことになり、父がハゲあるいは先祖にハゲの人がいる場合も、薄毛になる可能性があります。
これは、DHTを合成する際に働く酵素5αリダクターゼの活性が遺伝するからなのです。
遺伝因子がなくても、生活習慣が乱れている・睡眠時間が極端に短い・食事の栄養バランスが悪い・飲酒量が多い・喫煙者などの悪しき環境因子があれば、毛周期が乱れがちになり、薄毛になる可能性が高まります。
また、過度のストレスも薄毛の原因ですね。
女性の薄毛の原因は、環境因子・更年期・ホルモンバランスの乱れ・病気によるものがあります。
加齢に伴う薄毛は、壮年性脱毛と呼ばれて、更年期に発症しやすくなります。
閉経後、女性ホルモンが減少するとともに、頭髪も薄くなるということですね。
毛が薄くなる仕組みも、少しずつわかってきました。
まず、毛包幹細胞が分化し、角化細胞となり、フケ・垢として剥がれ落ちます。
老化に伴い、毛包幹細胞の遺伝子が損傷を受け、毛周期の進行が遅くなり、次第に毛包が小さくなっていきます。
その結果、薄毛になるという仕組みです。
毛周期にも、幹細胞を中心とした老化プログラムが存在するということです。
また、脱毛の原因となるのはDHTホルモンの影響ですが、抑制効果にAGA治療薬があります。
AGA治療薬は、医師の処方箋が必要な飲み薬です。
薄毛にお悩みであれば、皮膚科の先生に相談されるといいでしょう。
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