本要約 鍼灸接骨院

HACK23▶︎ニセモノの「空腹感」を見極める①

人間は何かが不足していると感じたときにものを食べます。

食べ物の不足、エネルギーの不足、睡眠の不足を感じたときに食べます。

しかし、それだけではなく、愛・繋がり、あるいは安心感の不足といった理由で食べることも多いのです。

食べたいと思ったとき、食べ物に飢えているのか、もっと深い次元で何かに飢えているのかを見極めなければなりません。

どちらであったとしても、不健康な空腹感や空虚感を感じずにいられる人間になる努力が必要です。

問題は心理的な「飢え」にある

シンシア・パスケラ・ガルシアは有名な栄養士で、スピリチュアル指導者で、モデルで、メディア番組の司会者で、ベストセラーの著者です。

生活変革栄養研究所を設立して所長を務め、栄養学と心理学とスピリチュアリティを統合した栄養認証プログラムを実施しています。

「あなたは本当は何にハングリーなのか」というウェブのシリーズ番組のホストとして、食べ物のことだけでなく、望ましい身体、健康、人生をつかむための方法を伝えています。

ハリウッド式生活で心身がボロボロになる

数年前に、エンターテイメント業界でモデルやテレビ司会者として働いていたシンシアは、典型的なハリウッドのライフスタイルを生きていました。

長時間働き、睡眠を削り、パーティーに出まくって、適量以上に酒を飲んでいました。

そのつけが回ってきて10kg以上も太り、ニキビができ、枝毛や抜け毛になり、びっくりするような場所にセルライトができました。

病んでいたのは身体だけではありません。

人生のかなりの時間をうつ状態と格闘して過ごしました。

そんなライフスタイルが、もうひとつの病状を引き起こしました。

慢性疲労症候群と診断されたのです。

どんなに寝ても関係なく、目覚めてからベッドに入るまで、いつも疲れていました。

さらに短期記憶障害にも悩まされるようになりました。

シンシアは助けが必要なことを自覚して、医師や栄養士、トレーナーを訪ねました。

あらゆる種類のスピリチュアルな儀式やヒーリングを試して、薬を飲み、サプリメントを飲みました。

しかし、何も変わりませんでした。

ある朝、ロサンゼルスの小さなスタジオ・アパートメントで目覚めたとき、片方の乳房に、しこりをひとつ見つけました。

もう一方にも、しこりがありました。

そのとき彼女は、床にへたり込みました。

感情が麻痺し、自分はこのまま死ぬのかと思いました。

なぜこんなことになったのかと自問しました。

大きな障害に直面するのは、これが初めてではありませんでした。

子供の頃、家族の暮らしは厳しく、食べ物や生活必需品を買うお金にも事欠きました。

家庭内暴力に遭い、少女時代に性的虐待も受けました。

それは無意識レベルの感情に傷を残し、成人後も彼女を苦しめました。

乳房にしこりを見つけた朝、もう闘うのはうんざりだと思いました。

これまで闘い続けてきたけれど、これ以上は無理だと。

ひどいことばかりだった過去にも、ひどいことが起き続けている現在にも、憤りを覚えました。

食べ物から人間関係まですべてを変える

しかし、心が静まったとき、内なる声が自分に、「感謝できることを探しなさい」と語りかけてくるのが聞こえたと言います。

「これはあなたを打ちのめすためではなく、あなたのために起きたことだ」という語りかけでした。

シンシアは、自分が「犠牲者」のアイデンティティをまとっていたことに気づきました。

そして、自分と同じような過酷な環境で、同じように絶望し、敗北し、自分には価値がないと感じている人が大勢いることにも気づいたとき、そんな人々を助けることが自分の使命なのだと思い至りました。

とはいえ、まずは自分を救い出さなくてはなりません。

症状について調べ、あらゆる角度から栄養について探求しました。

ホリスティック・ヘルスと心理学を学べる学校と研修プログラムに参加しました。

瞑想とハーブについても学び、食物過敏や体重減少を妨げる抵抗力を意識し始め、身体を正しくデトックスし浄化する方法を発見しました。

スピリチュアルな実践を試したときは、それが他のすべての努力を統合してくれることを体験しました。

そして、学んだことを生活に取り入れました。

結果がで始めるまでに時間がかかりましたが、やり続けたら症状は完治し、身体も心も癒されたと感じることができました。

シンシアは自分が学び、体験したことをシェアしたいと思いました。

科学・心理学・スピリチュアルな実践を組み合わせて、同じ苦しみを抱える人たちとも協力し合いました。

そして、人々が変容を遂げるのをみました。

体重が減り、肌がキレイになり、活力を得ただけではなく、不健全な人間関係を解消し、情熱を注げない仕事をやめ、自分が何者であるかを知り、自分は偉大なことを成し遂げるために存在していることを知りました。

食べ物に関する知識は、シンシアが彼らに伝えたことの、ほんの一部にすぎません。

栄養改善は生活変革とセットで行う

体重と格闘している人々にとって問題は決して食べ物ではないことにシンシアは気づきました。

問題はもっと大きな飢えにありました。

それは、食事を変えることと、心理的・スピリチュアル的実践を組み合わさなければ満たせない飢えです。

彼女はそのメソッドを「生活変革栄養」と呼びました。

食事だけでなく、生活全体を変革する方法だからです。

そうして「生活変革栄養研究所」を設立し、コーチたちに、個々のクライアントのニーズに合わせた食事計画の立て方を教えています。

シンシアは、人によって食品の影響は様々だということを前提に、心理学的・スピリチュアル的ニーズも考慮に入れて、個別の食事プロトコルを作っています。

これにはクライアントを変貌させる魔法のような力がある、と彼女は言います。

次回予告

満腹でも「感情」のせいで食べてしまう

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