
幸福な人は生産性が「31%」高い

幸せな人は幸せではない人よりも成功しています。
数字で言うと、幸せな人はそうでない人よりも生産性が平均で31%高く、売上が37%大きく、創造性が3倍高いそうです。
研究者は、この違いはポジティブ思考のパワーから生まれると考えています。
幸せな人は「やればできる」とポジティブに考えます。
そして、その考え方が成功の可能性を高めるのです。
幸福は、個人に成功をもたらすだけではありません。
幸福な人は会社にも経済的利益をもたらします。
ギャラップ・ヘルスウェイズの調査では、生活の満足度が低い従業員は、幸せな従業員よりも1ヶ月あたり平均1.25日多く仕事を休んでいます。
年換算すれば会社経営にとっては15日もの損失となります。
「手段としての目標」と「最終目標」を分けて考える

ヴィシェン・ラキアニの会社マインドバレーは、「働きがいのある会社」ランキングで世界最高レベルの職場だと認定されています。
ヴィシェンは、幸福はビジョン実現のスピードを速めてくれる燃料だと言います。
たいていの人がその燃料を使えないのは、ビジョンが達成されたら幸福になれると考えているからです。
ビジョンと幸福を切り離せていないからストレスを抱え、不幸だと感じるのです。
つまり、目的地に着くまで幸福になれないと考えていることが間違いなのです。
ゲンポ老師の言葉を借りれば、求めても得られない幸福を追い求めている、ということです。
でも、旅の途中で幸せを見つけられると気づけば、すべてが変わります。
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ヴィシェンは、自著『至極の知の体系』で「ブリシプリン」という概念について語っています。
幸福をハックする日常の方法論を考案して、幸福を、ビジョン実現を早めるロケット燃料に変えたのです。
その方法の中には、目標設定の仕方を変えることも含まれます。
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ヴィシェンは、目標には「手段としての目標」と「最終目標」の2種類があると言います。
たとえば、学位を取得したい、職を得たい、結婚したい、100万ドル欲しいというのは「手段としての目標」です。
これで幸せになれないのは、どれも別の何かを得るための手段だからです。
たとえば、学位を取得したいのは、いい仕事についてお金を稼ぐためです。
100万ドル欲しいのは、誰もが一目置くミリオネアになるためです。
結婚したいのは、孤独や不安を払拭してパートナーとの繋がりや支えを得たいからです。
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これに対して、「最終目標」は、手段としての目標によって獲得したい「別の何か」です。
それは感情に重さを置いたものであることが多いのです。
たとえば、世界を旅したい、愛する人の隣で目覚めたい、子育ての喜びを経験したいといったものが該当します。
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ヴィシェンが会社を作ったときには、「チームとしてどう機能するか学ぶために会社を設立し、自分のリーダーシップ能力を高め、他にはないユニークな会社をつくるワクワク感を味わいたい」という最終目標を立てていました。
そこにフォーカスし続けたことが、ヴィシェンと彼のチームに真の幸福をもたらしたのです。
次回予告

「最終目標」にフォーカスすれば成果が上がる