
脳のエネルギーは糖質だけではない
「頭を働かせるためには糖分が必要だ」と考え、甘いものを食べている人がよくいますが、それは間違いです。
たしかに脳だけでなく身体のエネルギーとなるのはブドウ糖です。
しかし、人間にはブドウ糖が不足すると脂肪をエネルギーとして使う機能が備わっていて、その際にできるケトン体という物質も脳のエネルギーとして利用できるのです。
つまり、ブドウ糖とケトン体という2つのエネルギー源がある以上、脳の栄養が枯渇することは普通に生きている限りありません。
人間にとって糖質は貴重な栄養素なので、食べると幸せを感じるメカニズムになっていますが、ここで欲求を満たすために甘いものを食べたり飲んだりしたら、かえって糖質過多で血糖値が上下して頭の働きが鈍くなったりすることもあり、逆にパフォーマンスを落としかねません。

甘いものを食べると頭がスッキリしたと感じる人もいるかもしれませんが、それは急激に血糖値が上がってドーパミンやセロトニンが分泌され、ハイな状態になっているだけです。
その後にすぐ低血糖に陥り、また甘いものが欲しくなる負のスパイラルに陥る可能性があります。
とくに血糖値が短時間で上がりやすい液体の糖質には要注意です。
安易に甘いものを摂らず、血糖値を正常に保つように心がけてください。
