本要約 鍼灸接骨院

【2ー7】秀才が天才に抱く「憧れと嫉妬」

秀才が天才に抱く「憧れと嫉妬」

プッティー
かーっ!!予算ひとつ通されへんとは、情けないサラリーマンやなあ〜。
でも、僕はまだ諦めてないです。
てつ
プッティー
ええことや。でもな、今回の梁哲聖くんの動きは、かなーり根深い問題をはらんでるな。2つの意味でな。ひとつは「秀才の嫉妬は根深い」ちゅうことや。ええか、天才にとって秀才ゆうんはホンマに”両極端な存在”であることが多い。右腕になるか、強敵になるか、どっちかや。つまり、めちゃくちゃ助かるか、めちゃくちゃ邪魔してくる存在。どっちかになることが多い。
秀才は、天才の右腕か、強敵になる・・・。
てつ
プッティー
凡人は天才に対して「好きか、嫌いか」っちゅうシンプルな感情しか持ってない。せやけど秀才は違う。秀才は天才に対して「憧れと嫉妬」の両方を持ってる。相反する2つの感情を持ってる。心の中では「凄いし、尊敬している」けど、一方で「邪魔で、憎い」。なぜなら、もし天才がこの世にいなければ、間違いなく秀才がこの世の頂点に立ってるはずやからな。
なるほど・・・。でも、一方で右腕になる秀才もいるんですよね。これはどう分かれるのですか?
てつ
プッティー
コンプレックスやな。
コンプレックス?
てつ
プッティー
せや。秀才がコンプレックスを乗り越えているかどうか。これに尽きる。つまり、コンプレックスを乗り越えた秀才は天才の右腕として偉大な何かを成し遂げる参謀になる。一方で、コンプレックスを抱え続けた秀才は、天才を密かに殺す「サイレントキラー」になり得る。
さ、サイレントキラー・・・・?
てつ

【サイレントキラー】

秀才の一種。

サイエンスが持つ「高い説明能力」を悪用することで生まれる。

制度やシステム、ルールなどを使いながら自ら直接手をかけずに、組織の「創造性」や「共感性」を殺す存在。

プッティー
はっきり言うて、「秀才の存在」は組織の命運を決定づけるほど、大きい。組織が大きくなる上で、秀才は絶対に必要や。なぜなら、天才の仕事の進め方には再現性がない。凡人、つまり普通の人は天才に付いていかれへん。せやけど秀才は、なんとか食らいつくことができる。優秀やからな。けど、せやから、秀才が触媒となって組織に「再現性」をもたらさなあかんわけや。
でも、だったらどんな形であれ「秀才」は組織に必要。こうはならないのですか?
てつ
プッティー
ええ質問やな。結論を言うとな、秀才の価値は組織に「良質なサイエンス」をもたらすか、「悪質なサイエンス」をもたらすかで決まる。
????
てつ
プッティー
ほんで、悪質なサイエンスは「アートとクラフト」を殺す。
プッティー
経営は、アートとサイエンスとクラフトの3つの要素や。これは前に話したな?
はい。
てつ
プッティー
ほんで、サイエンスはアートやクラフトに比べて、説明能力が圧倒的に高い。せやから、サイレントキラーになった秀才は、ひとつずつ、アートとクラフトの力を奪っていくんや。たとえば「意味のないデータ」や「管理」を使ってな。
意味のないデータ?管理?
てつ
プッティー
せや。これはわかりやすい話がある。データ解析の世界では、有名な小話や。
プッティー
あるとき、とあるデータ解析チームがウェブ広告の効果を研究してた。具体的には、どんな画像であれば、人々によくクリックされ、反対に、どんな画像はあまりクリックされないか。これを調べてたんや。いわゆるA/Bテストと呼ばれるもんや。
広告の効果を測っていた、と。
てつ
プッティー
せや。ほんで、ある若い研究員が声をあげた。「大発見しました!!」と。まわりの研究員がゾロゾロ集まってきて、何を見つけたのか?と興味津々に聞いた。すると、その研究員は自信満々にこう言うた。

キレイな女性の画像と、文字だけの画像だと、前者のほうが、明らかにクリックされやすいです!!

・・・・美女と、文字の画像を比較すると、美女のほうがクリックされやすい・・・・。
てつ
プッティー
うん。
あの、それは当たり前じゃないですか。
てつ
プッティー
せやねん。当たり前やねん。
ですよね・・・・僕でもわかります。
てつ
プッティー
その通りや。そんなもんは、人間なら誰でもわかる。データ解析なんかいらん。でも、その若い研究員は自信満々に発表したんや。なんでかわかるか?これがサイエンスの罠や。
・・・・目的を見失ったからですか?
てつ
プッティー
それに近い。サイエンスの恐ろしさいうのは、「サイエンスすること自体」が目的になりやすいことや。二流の研究員は、研究することが目的になる。今の若手研究員のケースはまさにこれやな。
なるほど。
てつ
プッティー
ほんでサイエンスすることが目的になると、組織におけるアートとクラフトは、あっちゅう間に死んでいく。説明能力の差によってな。これが「悪質なサイエンス」が、アートとクラフトを殺す理由や。
ひとつ気になるのは、その研究員も悪気があったわけではないですよね?だとしたら、サイエンスが、悪質か、良質かを決めるのはなんなのでしょうか?
てつ
プッティー
それはな、「失敗」をどう捉えるかなんや。
失敗??
てつ
プッティー
せやで。具体的には、失敗を許すためにサイエンスを使うのか、失敗しないためにサイエンスを使うのか。この2つで決まる。

次回

【2ー8】そもそも、サイエンスとは何か?

-本要約, 鍼灸接骨院

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