
皮に多いβ-カロチンは油と好相性
ニンジンを調理するとき、皮を剥いて使っていませんか?
実はこれ、せっかくの栄養素を無駄にしてしまう食べ方なんです。
ニンジンに含まれる主な栄養素は、β-カロチンです。
体内でビタミンAに変わり、光を感知する網膜の色素を作ったり、皮膚や粘膜の細胞の再生を助けたりします。
高い抗酸化作用があり、生活習慣病の予防にも役立っています。
ニンジンのβ-カロチンの含有量は、芯の部分よりも外側に近くなるほど多くなります。
ニンジンを丸ごと加熱してみるとよくわかりますが、ニンジンの表面はごく薄い膜のような表皮で覆われていて、この付近にβ-カロチンが豊富に含まれているのです。
なので、ニンジンを調理するときは、よく洗って皮ごと使うのがベストです。
どうしても気になる場合は、皮剥きグローブなどを使ってできるだけ薄く表皮だけを落とすようにすれば、栄養素の損失を少なくできます。
そして調理法を工夫することでβ-カロチンの吸収をさらにアップさせることもできます。
β-カロチンは熱に強く、油との相性も良い栄養素です。
生の場合と、油で調理した場合の体への吸収率を比べると、その差はなんと8倍以上。
ニンジンのしりしりやグラッセなど、油を使ったメニューで皮ごといただきましょう。
