
「肥満のもと」以外にも大切な役割が
脂質は1gあたり9kcalの熱量を生み出す効率の良いエネルギー源です。
エネルギーとして消費しきれなかった分は、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられ、体温の維持や臓器の保護にも役立てられます。
さらに脂質には、身体の機能を調節するホルモンや細胞を包む細胞膜の材料になったり、脂に溶けやすいビタミンの吸収を助けたりする役割もあります。
このように僕たちの体内で活躍する脂質ですが、摂りすぎると肥満をはじめ、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病を引き起こしかねません。
そのため、脂質は「なるべく制限したほうがいいもの」と思われがちですが、実は肥満を気にする人にこそ味方となってくれる栄養素でもあるのです。
油っこい料理は胃もたれしやすいですが、それは裏を返せば、脂質には満腹感を維持させる効果があるということです。
ダイエット中だからとあっさりしたものばかり食べて、結局空腹感に耐えられずドカ食いしてしまった経験はありませんか?
そうなるよりも、まずは脂質を適度に摂ってしっかり満腹感を得ることです。
脂質の目安は1日に必要なエネルギー量の約20〜25%です。
そのうえで、間食を控えたり、運動を増やしたりしてバランスをとるほうが、ダイエットは成功しやすいのです。
