
習慣が「新しい神経回路」を生む

かつて医師や科学者たちは、人間の脳は生まれつき優れているか、そうでないかのいずれかだと信じていました。
スマートで集中力が高く易々と学べる脳か、そうでない脳かは、オギャーと生まれたときから決まっていると・・・・。
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20世紀も末になってきてようやく「神経可塑性」(ニューロプラスティシティ)という概念が理解され出しました。
人間は生涯にわたって新しい細胞を成長させ、新しい神経結合を形成するという考えです。
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新しく生まれた細胞や神経結合を使って、新しい習慣や信念を得ることができ、速く学び、効率よく記憶することができます。
それによって、生活のあらゆる面に大きな影響を与えるパフォーマンスの改善が実現します。
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自分は頭が悪いと思っている人がいるかもしれませんが、生まれつきの知能は大きな問題ではありません。
なぜなら、それは変えることができるからです。
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人間としてのパフォーマンスを向上させるためには、良い習慣と規律が極めて重要です。
実際、「パフォーマンスに役立つこと」として、「習慣」と「規律」は3番目に多く挙がった答えでした。
「教育」よりも上位だったのです。
ゲームチェンジャーたちは、「習慣が、自分がどんな人間で、何を成し遂げることができるのかを決める」と考えています。
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しかし、言うは易しで、新しい習慣を身につけるのは簡単ではありません。
行動を、意識しなくてもできる自動運転のような習慣に変えるには、脳の中に新しい神経回路が形成されなければなりません。
その回路を形成する能力を高めれば、パフォーマンスの向上に役立つ習慣を身につけることができます。
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習慣は脳エネルギーをあまり使わないので、そのぶん大事な目的のために使える脳の容量が増えることになります。
第2章で紹介されている3つの法則が強調する新しい習慣や戦略は、自分の知能についての誤った信念を上書きし、もっと速く学び、もっと簡単に記憶できる脳の状態をもたらしてくれます。
そして最終的には、自分の脳と人生に成長の余地をもたらし、目標をもっと速く、もっとたやすく達成できるようにしてくれます。
次回予告

HACK04▶︎「意識工学」で思考を前向きにする