
単純な「マウスピース」の絶大な効果

良質の睡眠を得るには、気道を潰さない顎の噛み合わせも重要なことがわかっています。
著者も以前、自分用のマウスピースをあつらえたところ、睡眠の質がめざましく改善されて、いびきをかかなくなりました。
これを考案したのはドワイト・ジェニングズ博士で、口腔に器具を装着して顎の噛み合わせを正すことで、多くの人々の人生を変えたのでした。
ジェニングズ博士はインタビューで、顎の噛み合わせを正す利点は無呼吸を治すだけでなく、神経機能を改善し、ストレス対策にもなり、耳鳴りや慢性病にも効くことだ、と語りました。
著者も「僕の脳がよく働くようになったのも、博士が噛み合わせを治してくれたおかげだ。」と言っています。
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アメリカ国立衛生研究所はダンとウェストブルック博士に助成金を与え、睡眠時無呼吸を治療するためにマウスピースの改善を研究させました。
彼らは、マウスピースのカスタマイズ費用を患者に負担させる前に、試用して相性や効果を確かめられるようにしました。
また、全身麻酔から醒めつつある患者や、睡眠時無呼吸による合併症のリスクが高い患者がこれを利用できるようにしました。
いびきと日中の眠気でわかる睡眠の質

どうすれば自分が睡眠時無呼吸だとわかるか??
最も一般的な症状は「いびき」です。
いびきは睡眠中に気道が潰されて、息を吸うときに空気の流れが遮られている証拠です。
いびきがひどくうるさい人は、睡眠時無呼吸のリスクが高いです。
睡眠中に息が止まっているように見えるほどなら、かなり深刻です。
しかし、もっと重要なのは、日中に眠いと感じるかどうかです。
単に疲れているのではなく、TVを観たり退屈な本を読んだりしているとき、いつの間にか寝入ってしまうとすれば、かなり危険なレベルです。
こうした徴候が思い当たるなら、医師に診てもらって改善する必要があります。
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いびきをかく人もかかない人も、マウスピースを買うことは検討に値します。
夜間の歯ぎしりは睡眠不足を起こすだけでなく、慢性の頭痛や口腔内の健康問題の原因になるからです。
既製品でも、顎にぴったりフィットするようにあつらえたものでも、睡眠をハックするための手軽なツールになります。
次回予告

HACK18▶︎「睡眠の質」を上げるハックを実行する
ー4:「畳」はフカフカのベッドに勝る