
物質的成功から「喜び」にシフトチェンジする

シャジ・ヴィスラムは、ハッピー・ファミリーの創業者でCEOです。
オーガニック・ベビーフードの会社で、同社はのちに2,500万ドルで買収されています。
ビジネスから身を引いても、贅沢な生活ができるお金です。
でもシャジは、そのお金で得たものはいつまでも幸せに暮らせる特権ではないと言います。
得たものは、下手なことをして失わない限り、もうお金の心配をしなくてもよいという心の状態でした。
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シャジは移民の娘で、人生の最初の7年をアラバマ州のモーテルの一室で過ごしました。
そんな彼女にとって、お金の心配をしなくてよいのは重要なことでした。
移民とその子孫はハングリーさを忘れることはない、と彼女は言います。
それはDNAに刻み込まれているものなのです。
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十分なお金を得たシャジは、それを失うことを恐れ、何としても守り抜こうと懸命になりました。
しかし、そのように恐れる一方で、自分にはチャンスを生み出す魔法の力があると自負する野心家でもあるシャジには、その蓄えを何倍にもするチャンスに賭けたいという欲求もありました。
すべてを失ってしまう事態を避けるために、彼女は意識をさらなる物質的な成功にではなく、喜びに向けることにしました。
最も賢いお金の管理方法

成功の味を一度知ってしまうと、もっと欲しいと思わずにいるのは難しいといいます。
実際に、もっと得られることも多いですが、欲望には果てがありません。
そんなゲームは徐々に終わらせるべきだとシャジはアドバイスしています。
称賛やお金を得るためのゲームから、喜びを噛みしめるためのゲームに変えていくということです。
シャジは、大きな成功を収めたあとは、非金融資産にレバレッジを効かせるのがよいと助言しています。
それは彼女の場合、株などの金融資産に投資するのではなく、価値があると思う困難な事業のために時間やエネルギー、創造性を投資することです。
金融資産については、規律ある管理と専門家の助言に従って手堅く守ることをシャジは推奨しています。
投資はよく考え抜いて、自分で決めたルールから逸脱しないようにしなければなりません。
自分と自分のお金の持つ意味を理解してくれる、信頼できるフィナンシャルアドバイザーを見つけて、どこまでならリスク含みの投資や新規事業に回してよいかを判断するのを手伝ってもらうべきです。
投資に回せるお金はないという判断になるかもしれませんが、それはそれでかまいません。
いずれにせよ、自分自身はおそらく、たとえ少額でも、自分の資産配分を決めるのに最適ではありません。
自分のお金は自分にとって、あまりにも身近すぎるからです。
スリルが欲しければ別の場所で探そう

さらに彼女は、取引中毒にならないようにと戒めています。
取引のスリルや起業の魅力、高い目標を掲げることで感じる興奮は、判断力を曇らせます。
同じことが、株のデイトレーディングや暗号通過のICOにも言えます。
最低限の蓄えを確保するまでは、スリルや冒険は金融以外の世界で探したほうがいいです。
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しかし、思い出してみましょう。
成功とは、人生に喜びを感じられることです。
お金は喜びをもたらす助けにはなりますが、お金だけがその手段なのではなく、主要な手段でさえもありません。
お金は、例えて言えば、上等なサウンドシステムを備えた乗り心地の良い高級車のようなものです。
それを走らせるのは楽しいですが、動いてさえくれれば、普通の車でも同じ目的地に到着できます。
次回予告

ゴールより「プロセス」に意識を向ける