
凡人が天才を殺す理由
「ええか。
たしかに世の中には、天才と呼ばれる人がおる。
天才は、この世界を良くも悪くも、前進させることが多い。
せやけどな、彼らは変革の途中で、殺されることも多い。
それは物理的な意味も、精神的な意味も含めてや。」
「な、なぜですか?」
「その理由のほとんどは『コミュニケーションの断絶』によるものや。
そんで、これは『大企業がイノベーションを起こせない理由』と同じ構造や。」
僕の頭の中に????が広がった。
なぜ、僕が天才を殺すのか。
そしてなぜ、その理由が、企業がイノベーションを起こせない理由と同じなのか。
「ぜんぜん意味がわかないです。」
「ええか、組織には天才が率いる時代がある。
でも、その時代が終われば、次は秀才が率いる時代がくる。
そのとき、組織は凡人が天才を管理する時代に突入する。
そして、天才は死んで『イノベーション』を起こせなくなる。
こういう構造なんや。
ほんでそれが、なぜそういう構造になるかを理解すること。
これが才能を理解するすべてのスタートや。」

次回
【1−4】天才・秀才・凡人の関係。