
人類の最大の敵は「飽き」

プッティー
「飽き」かあ〜。

プッティー
お前、いっちゃん難しい問題を持って帰ってきたな。「飽き」っちゅうんは、実はホンマ難しい問題なんや。
そ、そうなんですか!?

てつ

プッティー
せや。端的に言うと、人類にとっての最大の敵、それは間違いなく「飽き」なんや。
人類の敵は「飽き」?

てつ

プッティー
せや。まず、そもそも組織が進化する上で一番重要なんは、実は「飽き」や。「飽き」っちゅうんは、余白に対する人間のベクトルやねんな、これ。

プッティー
組織や世の中には、必ず、飽きてる人がおる。それは、時代や古いやり方に「飽きている」ねん。そして、新しいものを作る人にとって、「飽き」っちゅうんはとんでもない苦痛なんや。生きてる感覚がしない、死んでんのと同じ。そんなレベルの苦痛や。
飽きが苦痛?

てつ

プッティー
せや。特に天才にとっては、誰かが作ったレールの上で生きていく、そんなんは朝飯前すぎておもんない。せやから、天才は新しいレールを自ら敷いて、新しい価値を作りにいく。それは壮大な「飽きとの戦い」や。
誰かが作ったレールの上で生きたくない・・・なるほど。

てつ

プッティー
わかりやすい例出すとな、たとえば、ここに8歳の天才少年がおったとしよう。
天才少年?

てつ

プッティー
その子は、8歳にして、大学院レベルの数学を理解している。ほんで、彼を普通の小学校の算数の授業にほりこんでみ。間違いなく飽きるやろ。
まあ、それはそうですよね。

てつ

プッティー
ほんなら、何すると思う?
飽きているから、寝るか・・・他のことをするか。

てつ

プッティー
せや。だいたいが教科書の図形を塗り始めるか、先生の似顔絵描くか、変顔するか、ちゃうことするわな。たとえば自分で問題作り始めたり、先生のミスを指摘したりな。なんせ、先生より勉強できるからな。想像できるやろ?
・・・想像できます。

てつ

プッティー
せやろ。ほんで、実はこれこそが「イノベーション」が生まれる瞬間、そのものなんや。つまり、革新的なイノベーションとは、「組織の飽き」をモチベーションにした、「世の中の余白」に対する天才の指摘によって生まれるんや。
ポイント
革新的なイノベーションとは、天才の「飽きに近い感情」から生まれる。

プッティー
天才からすると、古いやり方や非効率な社会というんは「飽きすぎてヤバイ」存在や。だからこそな、天才は怒られるんやな。「先生こそ間違ってますよ!」ゆうて言うてまうからな。一緒やな、これ。でもこの瞬間こそ、イノベーションが起きているときなんや。

プッティー
あんな、大人はな、「飽きる」ことに対して、対抗策をよーけ持っとる。遊び、趣味、金、恋愛とかな。でもな、ちゃうねん。天才が求めてんのは、そんなんちゃうねん。これまでの世界に飽きてるし、そこに「改善できる余白」しか見えへん。だから指摘するし、作るんや。彼らが求めるんは、常に飽きを満たしてくれるような、心が燃えたぎるような「余白」なんや。
心が燃えたぎるような余白・・・。

てつ

プッティー
せやけど、だいたいどこの組織にも「先生」がおるんや。そして、「先生」は天才を殺す。もちろん「先生」ちゅうんは”例え”やで。
【先生】
秀才の一種。良かれと思って天才のことを指摘するが、天才にとっては好奇心を殺す存在に映る。
先生・・・?でも、彼らも良かれと思ってやっている。基本は、良い人ですよね?

てつ

プッティー
せやな。凡人や秀才にとってはな。でもな、天才にとって「先生」ちゅうのは、非効率な存在に見えることが多い。「先生」も悪気があって指導するわけちゃうから、厄介なんや、これ。せやからつまり、こういうことや。
ポイント
イノベーションとは、天才と飽きが共存した組織で起きる。
その上で「先生」という秀才を担任から外すことが重要。
なるほど・・・

てつ

プッティー
でもな、もっと大事なんは、「飽き」には時間差があるってことなんや。
あ、飽きには時間差がある?

てつ

プッティー
せや。つまりな、鹿島修人、彼の課題とは、「世の中から飽きられていること」ではないんや。
・・・・????

てつ
次回
【1−18】天才はすでに飽きている