
余分なブドウ糖を尿と一緒に排出
糖尿病になると、糖質を少し摂っただけですぐに血糖値が大きく上昇してしまいます。
糖尿病患者にとって、血糖値のコントロールは大きな課題のひとつです。
実はその血糖値を抑えるための画期的な薬が存在します。
その薬の名前は「SGLT2阻害剤」といいます。

この薬は、血中のブドウ糖が増えるとそのうち余分なぶんを尿に排出してくれるというものです。
そのため、この薬を飲んでから糖質を摂ると、血糖値があまり上がらずに済みます。
糖尿病は尿に糖質が漏れ出してしまいますが、その漏れ出る量をもっと増やして血中のブドウ糖を減らすという効果を持っています。
尿の手前でブドウ糖を再吸収しているSGLT2という物質を尿に流れ出るようにするわけです。
この薬のいいところは、排出するのは余分なブドウ糖だけで、決して低血糖に陥ることがないということです。
そのため、低血糖の心配が少なくなります。
普段から血糖値が激しく乱高下する「不安定型糖尿病」というタイプの患者は、インスリン注射や食事量に関わらず、急に高血糖になったり低血糖に陥ったりと予想不能な状態になるのですが、SGLT2阻害剤を使用することで、急激な高血糖を防ぐことができるのです。
