
モヤモヤ・ムラムラ・・・・
思春期以降の男性たちの頭を支配している性欲は、テストステロンという男性ホルモンの仕業です。
テストステロンは生殖機能維持だけでなく、骨格・筋肉の形成、脂肪蓄積の抑制など様々な働きがあり、男性が男性らしく日々エネルギッシュに活動する原動力となるホルモンです。
テストステロンは、95%が精巣から分泌され、残りの5%は副腎などから分泌されます。
第二次性徴とともに分泌量が増加し20代でピークに達したあと、加齢とともに徐々に減少します。
40代から60代になると、予期せぬ体調変化を感じることがあります。
ただし、性欲は個人差が非常に大きいです。
生殖能力の最たる例は、101歳で子を成したアメリカのジェイムズ・スミスさん。
当然、最老齢記録であり、奥さんは63歳年下。
こんなスーパーお爺さんは別格として、加齢とともにテストステロンは減少してきます。
個人差はあるものの、性欲の減退やEDといった性機能の低下も現れます。
性欲が減退すると性的思考や空想を抱くことが減り、性行動への興味が薄れ、実際の性行為の回数も減りがちになります。
視覚・言葉・触覚による性的刺激を受けても、性欲が呼び起こされないことさえあります。
さて、性行為に十分な勃起を達成または持続できない状態がEDです。
硬度・勃起力・持続時間のどれか1つ欠けても満足な性行為はできなくなり、男性にとっては大いにショックでしょう。
テストステロンの減少は、性機能への影響以外にも、集中力&意欲の低下・イライラといった精神症状や、筋力低下・肥満・メタボリックシンドロームといった身体症状を引き起こすことがあります。
また、肥満やメタボは動脈硬化を進行させ、ひいては脳卒中や冠動脈疾患の危険性を高めます。
本来、男性ホルモンは多くの病気のリスクから身を守ってくれる、健康寿命のための大事なものです。
加齢による男性ホルモンの減少は防げませんが、生活習慣の改善で進行は予防できます。
タンパク質の少ない食事は男性ホルモンを低下させるため、食事では野菜・肉・魚をバランス良く適量摂取することが大切です。
また、長期間にわたる強いストレスは男性ホルモンの分泌に悪影響をもたらしますが、ウォーキングなどの有酸素運動は男性ホルモンの分泌を上昇させ、良質な睡眠は男性ホルモンの分泌を維持するために重要となります。
仕事や趣味で生きがいを見つけ、適度な運動と十分な睡眠を心がけることで、男性ホルモンという相棒とともに末永く健康な生活を送ることができるのです。


