
ポジティブな変化を速く生み出すことができるのは、現場を破壊できる人です。
世界はそんな彼らに反発します。
それには最強の改革者でも恐れや不安を感じるかもしれません。
歴史を振り返れば、新しい考え方をする人は常に批判され、そしられ、もっとひどい目に遭わされてきました。
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批判に感情的に反応しないで、障害があっても前に進むのです。
批判に対処する方法を学んで、喜びとともに自分の道を行くのです。
平均的な人間にはなってはいけません。
「脳の中」を調べて、人の行動を改善する

ダニエル・エイメン博士は、脳科学の世界的第一人者として広く認められています。
ニューヨークタイムズ・ベストセラー10冊の著者で、エイメン・クリニック創設者にしてCEOです。
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1991年、エイメン博士は精神科の開業医だったとき、単一光子放射断層撮影(SPECT)に関する講義を聴講しました。
このことが博士のキャリアの進路を根底から変えました。
CPECTは、各医学の技術です。
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CTスキャンやMRIが脳の構造を物理的にどう見えるかを示す解剖学的な技術なのに対し、SPECTは血流や活動を地図のように描いたり、作業をしているときや特定の感情を抱いているときに脳のどの部分が”点灯”しているかを示したりすることで、脳で何が起こっているかを明らかにします。
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エイメン博士はSPECTスキャンに魅了され、診療に使い始めました。
診察と治療に役立て、症状の多くを速やかに改善させることに成功しました。
それでも同業者たちからの非難はあとを断ちませんでした。
そんなテクニックは適切な治療基準を満たしていないと批判し、彼をペテン師と呼びました。
人々を助けようとして働いているときに、けなされ、くさされるのではたまりません。
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そんな非難にもかかわらず、これを使い続けるのには大いに勇気がいりましたが、好奇心もありました。
「もし脳を見られないなら、脳がどれだけ働いているか、どうして理解できるのか?」
「どうすれば患者が最高の気分になれるように助けられるのか?」
博士はこう主張し、自分が治療している「脳」というものを見たかったので、反発に直面しても頑張り抜いたのです。
脳を見れば「行動変化」の理由がわかる

ある晩遅くのこと、義理の妹から電話があって、エイメン博士は唐突な報告を受けました。
彼女の9歳になる息子が野球のグラウンドで小さな女の子に乱暴した、というのです。
エイメン博士は義妹にたずねました。
「彼の様子で他に変わったことがあるかな?」
彼女はこう言いました。
「あの子、まるで別人みたい。意地悪になって、笑顔も見せなくなったの。」
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エイメン博士は彼らの家に行き、甥の描いた2枚の絵を見つけました。
ひとつには自分が木から吊るされている絵が、もうひとつには自分が他の子たちを銃で撃っている絵が描いてありました。
博士は義妹に言いました。
「明日、この子を私の診察室に連れて来なさい。」
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甥を座らせて、エイメン博士はたずねました。
「どうしたのかな?」
すると少年は言いました。
「わからないよ。僕、ずっと頭にきてるんだ。」
博士は、誰かに乱暴されたり、からかわれたり、身体を触られたりしているのかと尋ねました。
甥は、ノーと答えました。
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博士が甥の脳をスキャンすると、左側頭葉にゴルフボール大の嚢胞が見つかりました。
左側頭葉があってしかるべき場所が失われていたのです。
博士がそんな画像を見たのは初めてでしたが、このとき以降、嫌というほど目にすることになります。
当時、普通の精神科医は情動の徴候に注目するだけで、スキャンで脳の機能を調べたりはしませんでした。
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研究によると、左側頭葉は暴力と関係している脳の部位です。
エイメン博士が見つけてきた外科医が嚢胞を切除すると、甥の行動は正常に戻りました。
執刀医の説明では、嚢胞が脳に強い圧力をかけていて、左側頭葉付近の骨が細くなっていました。
バスケットボールが頭に当たりでもしたら、即死していました。
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その瞬間、エイメン博士は世間からペテン師と思われても気にするのをやめました。
SPECTスキャンの助けを借りれば発見できたはずの脳の問題を担当医が知らなかったために、刑務所に入れられた人たちや、死んでしまった人たちのことを思いました。
そして、このツールを使って、できるだけ多くの人びとを助けることを自分の使命としたのです。
批判には「感謝」で応える

著者が特別な製法を考案し、ラボで検証済みのカビ無しコーヒー豆でイライラを抑えることができるコーヒーを作ったとき、市場はまったく存在しませんでした。
著者のクレイジーなアイデアは、批判者の注意をただちに引きました。
でも、不安・イライラ・思考停止をもたらす普通のコーヒーが飲めなくなっていた著者は、このアイデアに夢中でした。
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著者は豆を焙煎するための特殊な方法を工夫して、とにかく市場に出しました。
6年後の2018年、この特別な豆で淹れた「完全無欠コーヒー」は1億杯以上も飲まれています。
普通のコーヒーと相性が悪かった数多くの人たちから、またコーヒーを飲めるようになったと感謝されました。
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そんな展開のさなか、さらなる批判が持ち上がりました。
たいていは炎上狙いの荒らしでした。
いちばん目立った批判者は明らかに金銭的動機で動いていましたが、著者がいちばん楽しんだ批判は、コーヒー専門誌のライターのものでした。
著者のようなコーヒー業界のベテランでないコンピューター・ハッカーが、コーヒーの製法を変えることなど不可能だ、という一点張りでした。
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著者は好奇心によって成功を掴み、その成功が批判を引き寄せたわけですが、それでも自分が信じる道を突き進みました。
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そうするためには、使命感が大事です。
それが信念を守り抜く力を与えてくれます。
感謝の気持ちも、とても大切です。
頭の中の声が、世間は批判者に軍配を上げるかもしれないと不安をささやくかもしれません。
でも、批判者たちは自分の仕事を槍玉に挙げるたびに世間の注目を高めてくれているのだと考えれば、見方も変わってきます。
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ソーシャルメディア隆盛の今日、Googleで確認しないで批判者の言いぶんを鵜呑みにする人はいません。
ネットの批判者が著者の科学を攻撃するたびにに、頭の中を不安なストーリーが駆け巡っても、ブレットプルーフ社の売上は上昇しました。
著者とミッションを共有している人びとが防戦に協力してくれているのだと気づいたときには勇気が湧きました。
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だから、根拠のない批判をネットで見るたびに、著者は今でも無言で「ありがとう」と感謝しています。
自分に意義を申し立てる人に感謝することは、恐れの克服に繋がります。
自分に楯突く相手に感謝できるのは、気持ちがいいものです。
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僕たちは、エイメン博士のような科学者から大きな恩恵を受けています。
伝統的な知識に反することを発見したとき、彼らは意見をはっきりと述べ、コツコツと研究を続けました。
その世界の常識を変えるために、巨大な障害を乗り越えて、同業者から中傷されることに伴う恐れを打破しました。
そのような好奇心と勇気なしには改革は起こらず、ゲームはいつまでも古いルールのまま続けられてしまいます。
次回予告

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