
天才は見えないものが見える
プッティーは続けた。

プッティー
ところで、お前、幽霊は見たことあるか?
ゆ、幽霊!?

てつ

プッティー
せや。幽霊や。
ないです。喋るパンダなら・・・。

てつ

プッティー
それワシやんけ。ええか、お前こないだ「天才に憧れている」言うてたやろ?
は、はい。

てつ

プッティー
こう思たことないか?「一度でいいから天才になってみたい」て。
あ、あります。

てつ

プッティー
せやろ。天才の見る世界、理解してみたいと思うやろ。それが「幽霊のアナロジー」や。ワシが、どうしても天才の世界観を知りたいゆうやつに、天才の世界観を伝えるときにする話や。
は、はあ・・・・?

てつ

プッティー
ええか、まず、ここに大きい円があったとしよう。その円をピシッと分ける線が入っている。このとき、線の左側は、天才の世界。右側は、秀才と凡人の世界。この2つは完全に分かれていて、交わることは残念ながら、ないんや。見えへんもんは見えへんし、見えるやつには見える。例えるなら、幽霊や。

幽霊・・・。まだわかりません。

てつ

プッティー
ええか、もしお前が幽霊が見える側やとしよう。お前にだけ見えている。他のやつには見えてない。そんで「あそこに幽霊がいるぞ!!」って言うたとしよう。まわりはどう反応すると思う?
うーん、「どこに!?」「嘘つくな!!」となると思います。

てつ

プッティー
せや。でも、お前にはほんまに見えている。幽霊見えるんや。嘘つき呼ばわりされてんやけどな。せやから悔しい。どうする?
何度も伝えます。手を替え、品を替え。

てつ

プッティー
そうなるわな。「幽霊があのビルの前にいます!!白くて、足がなくて、宙に浮いてるやつ!!あれが幽霊です!!」って、説明しようとするやろ?
たしかに。

てつ

プッティー
まさにこれが「天才の世界観」なんや。つまり、天才の見える世界いうんは「描写はできるけど、実態を見せることはできない」ちゅうことや。
描写はできても、実態は見せられない・・・。

プッティー
ええか、のちに偉大なことを成し遂げる起業家も、最初は必ずバカにされる。アホやって笑われる。でも、それでも彼らは決して諦めへん。なんでかわかるか?
いえ・・・。

てつ

プッティー
それはな、彼らには「他の人には見えない真実」が見えてるからや。例えるなら、天才には他のやつには見えへん幽霊が見えてるんや。
他の人には見えない真実・・・。

てつ

プッティー
せや。お前にも、思い当たることないか?
僕が思い出すのはまさに、鹿島修人のことだ。
彼の才能に惚れ込んだのは、そうだ。
彼には「僕には見えない世界」が見えていると感じたからだ。
なるほど・・・。だから「幽霊」だと。少し理解してきました。

てつ

プッティー
ほんでな、やっぱこのときボトルネックになってるんが、創造性の「説明能力の弱さ」なんや。再現性は科学の世界やから「論理的」に説明できる。共感性は多数決の世界やから、これも「数」で説明できる。でも、創造性だけは無理なんやな。
なるほど。だから、反発の量をKPIにすべき。こういう話でしたよね?

てつ

プッティー
せや。
でも、それだと「本当にダメなもの」と区別がつかなくないですか?

てつ

プッティー
おお!!
だって、会社にも「本当にダメな人」がいます。彼らも反発に合っています。でも「反発の量を会社全体のKPIにする」と、本当にダメなものと天才が区別できないような気がするんです。

てつ

プッティー
せやせや!!その通りや!!ええ質問や!!その2つを見極める方法がある。それは「広くて浅い反発」と「狭くて深い支持」の割合なんや。
「広くて浅い反発」と、「狭くて深い支持」??
一体どういうことだろうか・・・?
次回
【1ー13】「広くて浅い反発」VS「狭くて深い支持」